自在鉤(じざいがぎ)
近所(?)のお爺さんが持参して来ました。
自作の自在鉤です。
あまり馴染みが無いと思いますが、よく囲炉裏(いろり)の上に下がっていて鉄鍋や鉄瓶を掛けて使用します。
自在鉤という通り、掛ける長さを自由に調整できます。
茶や華をする和室にはよく似合うと思います。
残念ながら、私はお茶もお華もしないので貰っても使い道が無いのですが、そのお爺さんは、この自作の自在鉤をどのようにして作ったかを解いてみないかという事で持ってきました。
お爺さんは、以前通っていた居酒屋にこれが掛かっていて、その仕組みを知りたいが為に、そこに通ったそうです。
何日も通って、ただひたすら焼酎を飲みながら考えたようです。
そして、ある時閃いたとの事です。
仕組みが分かってからは、もうそこには行かなかったということです。
右の写真が、爺さん自慢の要の部分です。
何という部分かは知りません。
横木に鯛だの鯉だとかで芸術性を出しているのがほとんどで、ネットで見てもこんな構造のものは見かけません。
本人曰く、『知恵の輪』という事です。
この写真の竹の部分は三つの部品から成っています。
(下は、反対側から見た写真です)
上の竹の間に、下二つの竹が入っています。
この下二つは繋がっています。
上から二番目の竹はリング状になっています。
どの部分も割れていません。
そのお爺さん曰く、「今まで色んな人に見せてきたが、今まで誰一人解けた人はいない。東大出た奴にも見せたが、結局解けなかった。」ということです。
傍から見ると、なぜその部分に拘ったいるかは謎ですが、思考のトレーニングにはなるようです。
ちょっと考えてみてください。
私もまだ解決出来ていません。
お爺さんが死ぬ前に教えてくれるとの事ですが、その前に解決してみたいものです。
一応、横木の部分も大写ししておきます。
実に質素な造りです。
スーパームーンキャッチャー
一昨日は、68年ぶりのスーパームーンという事で、マスコミにも取り上げられていましたが、綺麗に見れたのは東北以北か沖縄地方という事でした。私の地域では、ずっと雨だったので全く無理でした。
そこで、昨日『なんちゃってスーパームーン』を撮影に行ってきました。
市内の真ん中に村山公園というのがあるのですが、ここに『ニュームーン』なるモニュメントがあります。
人吉城の別称『繊月城』をモチーフにしているようですが、丁度巨大なマジックハンドの形をしています。
これを使って、なんちゃってスーパームーンをゲットしたいと思います。
これが、今回使用するロボットアームです。
スーパーとは言っても、小さく見えます。
アームを伸ばしていきましょう。
ウィーンとモーター音だけが響いています。
更にアームを伸ばしていきましょう。
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あぁ、伸ばせど伸ばせど、月には届きません。
ミッション失敗。
残念!
でも、こんな素敵な写真がゲット出来ました。
私は、こっちの方が好みです。
The 雲海 - A Sea of Clouds
このところ雲一つない晴天が続いています。
朝の冷え込みもあり、雲海に出会えるチャンスです。
朝5時半に起き、人吉・球磨を見渡せる紅取山に行きました。
ここは、第一展望台が東に開けていて、朝日を拝むには最適な場所です。
前の日曜日にも出掛けましたが、低い雲が多くて太陽がほんの一瞬しか望めず、早々と諦めました。
昨日は、そのリベンジも兼ねて、佐賀のバルーン大会を見に行く親父を駅まで送って行った後、踵を返して山頂を目指しました。街中は深い霧で視界が悪かったのですが、山の中腹を過ぎる頃にはすっかり霧の上に出ていました。
久々の雲海を期待させる条件が揃いました。
撮影現場に近づくにつれ、明るくなってきた空に映し出された雲海が視界に入ってきます。
展望台からは、今までも何度か見てきたであろう雲海ながら、その中でも最たる景色が広がっていました。
カメラを取り出し、撮影準備をする手のなんともどかしい事!
久々に少し興奮を感じながら撮影スタート!(6:35am)
陽が差し始めました。(6:48am)
尤も神々しい時間帯です。(6:51am)
霧の大波が押し寄せてきました。(7:30am)
霧が薄くなりだし、下の山も見えます。(8:43am)
すっかり霧が晴れて、下界が見渡せます。(9:20am)
約3時間ほどの撮影でしたが、刻々と変化する様を飽きることなくずーっと撮影しながら眺めました。
太陽が出るまでは、凪の様に穏やかだったのが、陽が差し出すと波が立ち始め、それが段々と大きくなり、やがて大波となってこちらに打ち寄せてくる様子は、海と全く同じです。
下界では、どんよりとした変化の無い霧のイメージですが、その上空の最前線では、太陽と霧とが必死にせめぎ合っている様にも感じました。
写真では、私の感じたニュアンスが伝わりにくいかもしれませんので、撮影した1400枚をタイムラプス(微速度撮影)として編集しましたので、BGMと伴に堪能してみてください。(4分40秒に編集してあります)
ネズミ、捕れたどー!
一週間の戦いの末、漸く終止符が打たれました。
店を営んでいるので、商品に直接手を出されるととても困ります。
被害は、カルパス(サラミソーセージ)13個と唐芋二個です。
被害総額243円。
捕獲にかかった費用、アースネズミホイホイ、チューバイヴューの合計1096円。
初めはカルパス2個、芋1個の被害で、ネズミの仕業と確信しました。
芋の噛み後から、小さいサイズのものを予想していました。
家に昔からあった『チュートルマン』には、軽すぎてトラップに引っかからないかもと思い、粘着性の上記の捕獲道具を揃えたわけです。
ネズミ捕獲の経験はありませんが、壁伝いには『ネズミホイホイ』、オープンスペースには『チューバイチュー』を仕掛けてみました。
しかし捕獲には至らず、翌日には被害が増えてカルパス11個、芋1個になりました。
ネズミが通りそうな処にあれこれ試してみましたが、なかなか捕まってくれません。それどころか、足跡さえありません。芋だけは確実に齧っています。
カルパスの被害が増えたので、もうカルパスは撤去です。
被害を増やさないためにも、齧られた唐芋だけを餌にしました。
ネズミの習性から、絶対固いものを齧るのは止めないと思ったからです。
用心深い習性のお蔭なのか、他の新しい芋を齧ることはありませんでした。
以前齧って安全だったものだけを齧るようです。
こうなったら、もう一点集中です。
芋の周囲をネズミホイホイ、チューバイチューで囲みました。
すると翌日、漸く「御用」と相成りました。
これが捕獲された時の様子です。
思っていたより大きかったですね。
相当暴れたのか体全体が粘着物で覆われていました。
まだ、生きているので手足をばたつかせて逃げようとしてますが、逃れられませんね。
この粘着物が仕掛ける時に、手に着かないようにしないと非常に不愉快な思いをします。
石鹸で落ちるようです。
最後にアップの写真も載せておきます。
カワイイ目をしてますが、焼却処分させてもらいます。