The 雲海 - A Sea of Clouds

このところ雲一つない晴天が続いています。
朝の冷え込みもあり、雲海に出会えるチャンスです。
朝5時半に起き、人吉・球磨を見渡せる紅取山に行きました。
ここは、第一展望台が東に開けていて、朝日を拝むには最適な場所です。
前の日曜日にも出掛けましたが、低い雲が多くて太陽がほんの一瞬しか望めず、早々と諦めました。
昨日は、そのリベンジも兼ねて、佐賀のバルーン大会を見に行く親父を駅まで送って行った後、踵を返して山頂を目指しました。街中は深い霧で視界が悪かったのですが、山の中腹を過ぎる頃にはすっかり霧の上に出ていました。
久々の雲海を期待させる条件が揃いました。
撮影現場に近づくにつれ、明るくなってきた空に映し出された雲海が視界に入ってきます。
展望台からは、今までも何度か見てきたであろう雲海ながら、その中でも最たる景色が広がっていました。
カメラを取り出し、撮影準備をする手のなんともどかしい事!


久々に少し興奮を感じながら撮影スタート!(6:35am)
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陽が差し始めました。(6:48am)
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尤も神々しい時間帯です。(6:51am)
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霧の大波が押し寄せてきました。(7:30am)
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霧が薄くなりだし、下の山も見えます。(8:43am)
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すっかり霧が晴れて、下界が見渡せます。(9:20am)
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約3時間ほどの撮影でしたが、刻々と変化する様を飽きることなくずーっと撮影しながら眺めました。
太陽が出るまでは、凪の様に穏やかだったのが、陽が差し出すと波が立ち始め、それが段々と大きくなり、やがて大波となってこちらに打ち寄せてくる様子は、海と全く同じです。
下界では、どんよりとした変化の無い霧のイメージですが、その上空の最前線では、太陽と霧とが必死にせめぎ合っている様にも感じました。
写真では、私の感じたニュアンスが伝わりにくいかもしれませんので、撮影した1400枚をタイムラプス(微速度撮影)として編集しましたので、BGMと伴に堪能してみてください。(4分40秒に編集してあります)