ダイニチ温風ファンヒーター【FW-363L】の修理

また親父が「寿命、寿命・・・」と騒いでいる。
何かと思えば、リビングで使用していた温風ヒーターの故障である。
こんな風に騒いでいる時は、自分で始末に負えないから手助けしてほしいサインでもある。

エラーコードは、F03点火安全装置が作動燃焼制御装置が作動)つまり、油フィルターにゴミが詰まったり、水が混入したりして、上手く着火しなかったので自動消火しましたよのサインのようだ。
まぁ、以前、 別のファンヒーターの経験から、 気化器のニードルにカーボンが付着した事による不具合だろうと予測した。

用意する道具は、+ドライバーと10㎜レンチです。
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フロントパネルの下部のナットを二個外し上に引き上げ気味にするとパカッとパネルが外れます。

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黄色で示したプラスねじ二個と、ピンク色で示した袋ナット2個を外し、気化器を取り付け板ごと上下左右に揺らしながら引っ張るとカポッと外れます。

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今回は、上の写真でも判るように、気化器本体からコードが外れてしまっていました。
従って、この外れているコードを気化器本体に半田付けしてあげれば良いだけの事です。
しかし、この後、何度半田付けして取り付けても、燃焼段階で気化器本体の熱で半田が取れてしまいました。
軽く半田付けした後、耐熱用接着剤で塗り固めることも考えましたが、この部分の熱がどの程度なのか見当もつかないので、新品のパーツを買い求めることにしました。

ネットでいろいろ調べた結果、この気化器のパーツ部品は型番が8041300で3000円(税抜)でした。
およそ10年前の製品なので、パーツがあるのか心配でしたが、唯一、三河機工カイノスさんで見つけました。

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早速、取り付けてみます。

①古い気化器を電磁コイルから引き抜き、新しい気化器をその絶妙な角度で差し込み、保護カバーで固定します。
②気化器をヒーターに取り付ける。
③ニゲパイプと送油パイプを固定する。
④コードを基板に取り付ける(3か所)
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⑤コードが気化器類に接触しないように束ねておく。
⑥フロントパネルを取り付ける。

以上です。

作業時間は約15分位でした。
私は、以前別のものを修理した経験があるのでやりなれた感がありますが、それでも30分位みとくとよいでしょう。
それで、結果は無事燃焼を確認できて、修理は上手くいったようです。
修理業者に頼むと、部品代込みで15000~17000円取られるようなので、たったこれだけで一万円以上の仕事をしたことになります。
これで後10年位は稼働してくれるでしょう。メデタシ、メデタシ。