ふたご座流星群?

ネットで『ふたご座流星群』を調べると、浴びる様な幾筋もの星の流れを写したものが出て来ます。
 
星を撮影しだしてほぼ一年。やっと待ちに待ったふたご座流星群の季節。アイソン彗星に振り回されましたが、私の本命はこちら。『ペルセウス流星群』は、天気が悪かった為スタートラインにも立てない感じでしたが、今回は天気は良かった。しかし、結論から言うとなかなか厳しかった。
先ず、月明かりの為に二時過ぎまで、星が見難い。従って、流星も見難い。
また、朝方は霧が発生しやすい。
天気予報では『雲の無い晴マーク』だったが、実際はトラの縞模様のように雲が発生して、なかなかすっきりした天気ではなかった。
こんな悪条件の元、三日間朝3時に起きて、あっちの山に登ったり、こっちの山に登ったりしてウロウロしました。
そして取り敢えず、雲がぽっかり空いている方角にレンズを向けて撮影しました。
 
それで撮れた写真がこれです。
イメージ 1左の下隅に一筋の光が!
「やっと撮れました!」
これで安心して家路に着けます。
 
しかし、家に帰ってよく調べてみると、次の写真にもこの光の延長を示す筋が写っています。ノイズリダクションが働くために、露出時間分の撮影間隔が空いてしまうカメラなので、こんなに遅い流星はありえません。おそらく、飛行機か人口衛星の類でしょう。ガッカリです。
写真は、朝6時頃。西の空に向かってレンズを向けています。
真ん中付近に『ふたご座のカストル(右)、ポルックス(左)』が写っています。その下の一番明るい星が『木星』です。
右下の明るい星が『ぎょしゃ座のカペラ』です。
左下の明るい星が『こいぬ座プロキオン』です。
 
ところが・・・
一応予備として、寝る前に部屋から南に向けてセットしていたカメラに!なんと!流星が写っていました。
イメージ 2カメラはRicoh CX-3です。
リモートスイッチ無しにインターバル撮影ができるので、ダメ元でセットしていたカメラに、しかも撮影終了4枚前に辛うじてこの一枚だけに写っていました。
真ん中下の白い筋が流星です。
一番明るい星が『おおいぬ座シリウス』です。
流星はおおいぬ座の尻尾を「ぶった切る」感じで天頂から下に向かっています。
兎に角、一枚でも撮れてホッとしています。
 
次は、年明けの『しぶんぎ座流星群』に期待したいところです。