アイソン彗星、未だ見つけられず!

今話題のアイソン彗星
「もう二度と見れない」「月のように明るい」・・・と、一寸ソソラレル言葉に誘われて、天体望遠鏡も無い、赤道儀も無いあるのは小さな双眼鏡とネオ一眼のFZ200だけ。これでどこまで撮れるやら・・・。
とりあえず好天が続いているので、毎日朝4時前に起きて、撮影ポイントに向かいました。
この時期、アイソン彗星はしし座を離れおとめ座にあるという。
しかし私は、まずそのしし座がわかりません。おとめ座に至っては何が何だか・・・。
そこで、国立天文台のHPで調べました。
 
どうやら朝方5時半頃の東経120度、高度30度付近にあるようです。
まず、三脚をしっかり広げて固定します。
次に、雲台が水平になるようにしたいのですが、残念ながら水準器を持っていません。そこでリコーのコンデジに電子水準器がついているのでそれを使って水平を出してみました。
それから、その上にコンパスを載せ、カメラのレンズを120度の方向に向けます。
これで、三脚へのセット完了。
 
カメラにはフードを付け、リモートスィッチをつけます。カメラの電源を入れ、いざ撮影開始!
カメラはMモード、ISO3200、シャッタースピード15秒、焦点は∞、最大広角。
撮影するまでは、ディスプレイを見ても何も見えませんから、取り敢えずシャッターを切ってみます。
すると何やら写っていますので、位置を確認しながらちょこちょこパン棒を動かして微調整することになります。
星座がすぐに判別できるなら良いですが、そうでないなら早見表を片手に東が下に来るようにして映像と見比べます。
 
イメージ 1左の写真は、11月13日のものです。
この日彗星は、おとめ座のγの右側にあるということです。
どうでしょうか?
 
一応、私が調べた結果を載せておきます。
写真の中で中央上の一番大きな赤い星は、「火星」のようです。(今回この星のせいで、しし座の判別に時間が掛かってしまいました)
写真で二番目に明るい「火星の左下」の白い星がしし座の「デネボラ」のようです。
写真で三番目に明るそうな左隅のオレンジ色の星がうしかい座の「アルクトゥルス」のようです。
デネボラとアルクトゥルスの位置関係がわかれば、この写真と早見表の星座の位置関係を比較して、他の星座もわかってきます。
写真の左側上部の星の固まりが「かみのけ座」。そうするとその右上には「しし座」があり、その下には目的指針となる「おとめ座」があるはずです。写真の中央寄り左下側におとめ座の腰の部分にあたる星三個(γ、δ、ε)がわかりますか?一番右がγなので、この右に何となくかすかに光っているようないないようなどれかが「アイソン彗星」ということです。
因みに、右側には「コップ座」とその下に「からす座」があります。
 
アイソン彗星のお陰で少しは星の勉強が出来ました。
次回は、もっとはっきりした「アイソン彗星」が写る事を星に願いました。