アンドロメダ大星雲

アンドロメダ大星雲』の撮影に挑みました。
本では、『月の5、6倍くらいの大きさ云々』とあるので、さぞかし簡単に見つかるだろうと思っていたら、とんでもない。
『目の良い人なら裸眼でもうっそらとわかるはず』なんて本もある。
そう書いた人は、かなりよい視力をお持ちなのだと思う。私のように老眼の入り始めた眼では、アンドロメダのアの字もわかりません。今回、双眼鏡を買ったおかげで、初めて「これか!」とわかったくらいです。
双眼鏡で見ると、明るい星の中に、正体のはっきりしないボーッとした比較的大きな明かりがあります。場所は、「カシオペア座」と「アンドロメダ座」の間にあります。カシオペア座は、の形をしているので直ぐ分りますが、アンドロメダ座は大きいのでちょっとイメージがつきにくいですね。西の方角を見ると縦に二、三等星の目立つ星が四つ見えます。これがアンドロメダ座の頭から左足に当ります。西側が頭です。ハッキリ言って右足の方は肉眼ではよく判りませんでした。
 
イメージ 1
 
写真は西を向いて撮っています。従って右が北です。
右側にWを横にしたカシオペア座があります。
写真の真ん中近くの明るい二等星が、アンドロメダ座のβ星に当ります。そこから右斜め下45度の小さな星の二つ目の下に、うっすらと目指す『M31アンドロメダ大星雲』が見えます。
 
[撮影データ] ISO 1600   ss 15秒  27㎜(35㎜換算)
 
イメージ 2
 
同じ条件で約2倍ズームして撮影しました。
写真真ん中よりの明るい星が例のβ星です。そこから右斜め下45度の小さな星の二つ目の下に、上の写真よりは大きくは写っていますが、先程よりはっきりと星雲と判りますが、それでもまだ小さな『大星雲』が写っています。
 
[撮影データ] ISO 1600   ss 15秒  59㎜(35㎜換算)
 
イメージ 3
 
同様に約5倍ズームして撮影しました。
ここまでくると説明は要らないと思います。
 
 
 
 
[撮影データ] ISO 1600   ss 15秒  128㎜(35㎜換算)
 
イメージ 4
同様に約10倍ズームして撮影しました。
しかし、ここまでズームしてもこの程度です。
大星雲という事で、本で良く見る像をイメージしますが、実際はこんな感じですね。写真では赤っぽく見えますが、双眼鏡で見る限りは薄い灰色の感じでした。やはり、口径が200㎜クラスの天体望遠鏡が必要なのかもしれません。
 
[撮影データ] ISO 1600   ss 15秒  274㎜(35㎜換算)
 
写真は、何れもJPEGでの撮影です。RAWで何枚も重ね合わせると、もっと大きくはっきりと写るのかもしれません。