"廃インクタンクエラー"~Canon MP370

年に一度の『確定申告』の時期です。
私も、先程税務署に行って提出してきました。
私は『青色申告』なので、日々の金の出入りをつけた総勘定元帳と共に各種の書類を作成しなければなりません。
そんな時、プリンターは無くてはならない存在です。
しかし、そのプリンター。
最近では、この時期にしか使わなくなりました。
以前はPOPやポスターなど作っていましたが、インク代もバカにならないので、年賀状と確定申告だけに活躍の場を与えています。従って、普段はインクタンクもプリンターからはずし、キャップをしてziplockにいれています。プリンターにセットしたまま放っておくと、噴出口が乾燥して出が悪くなるようだし、それよりもいつの間にか蒸発して量が減っている気がするからです。パソコンでのインジケーターは満杯なのに、インクがほとんど無くなっていることが何度もありました。印字できなくなったインクタンクの重さを測ると、確かに空っぽに近い重さなので、インクが乾燥して固まったのではなく蒸発している可能性が高いように思います。
 
一年近く空いて、プリンターを作動させると大抵何らかのエラーメッセージが出ます。
今回はというと、『ハイインクガイッパイニナリマス』とのメッセージ。
使用しているプリンターはCanon MP370です。
買ってもう7、8年位かな。実は、これは2台目です。
一台目の時もプリンターヘッドを交換したり、ツメを折ってしまったり(丁寧に扱っていましたが、なぜかいつの間にか折れていました)とトラブルがありましたが、使い勝手がいいので、中古品をまた買って、一台目は部品取りとして保管しています。
今回のエラーメッセージは初めて見ました。
早速、ネットで調べてみると、結構皆さん経験あるようですね。
・・・廃インクはクリーニングを行った回数とクリーニングの内容、それと印刷物の種類と印刷数などのデーターで計算して割り出しています。・・・(ネットからの引用)
へぇ、成る程ねぇ。
 
まぁ、それでもこのメッセージを確認した後も、”セット”を押すと普通に印刷できます。
しかーし、それも何度かやっていたら、本当に何も印刷出来なくなりました。
インクはまだあります。
こうなった時の解決策は、二つです。
①サービスセンターに送って修理する。(約一万円)
②自分でやる。(無料)
 
「時間もないし、修理に一万円出すくらいなら、数千円の安いプリンターを買った方が良い。」との判断で、私の場合②となります。
修理の内容は、大雑把にいえばプリンターを分解して廃インクパッドを取り出して洗浄し、エラーメッセージをクリアすることです。
インクパッドの洗浄は次の機会にするとして、今回は以下の方法でエラーメッセージだけをクリアして騙して使おうと思います。

1 電源を入れ、プリンタが立上るまで待ちます。
2 ユーザモードボタン、スキャンボタン、コピーボタン、スキャンボタンの順に押します。
3 ディスプレイに"SERVICE MODE"と表示されればOKです。
4 右ボタンを13回押して、"TEST MODE"と表示されたら、下ボタン(SETボタン)を押します。
5 右ボタンを7回押して、"PRINTER TEST"と表示されたら、下ボタン(SETボタン)を押します。
6 "- 8-2 +"と表示されたら、右ボタンを1回押して、"- 8-3 +"と表示されたら、下ボタン(SETボタン)を押します。
7 "INK COUNT"と表示されたら、下ボタン(SETボタン)を押します。
8 "8: Printer Test - 8-3 +"という表示に戻ります。
9 ストップ/リセットボタンを押します。("TEST MODE"に戻ります。)
10 電源ボタンを押し、電源を切ります。
                                             (日々是blahblah より勝手にコピー) 
 
上記の要領で見事にエラーメッセージをクリアできました。
印刷も無事行えました。有難い事です。
近いうちに廃インクパッドの方も綺麗にしたいと思います。
 
しかし、このような情報は、なかなかメーカーの方jから出してもらえません。
おそらく、海外を経由しての情報だと思います。
日本では、サービスセンターの充実と共にユーザーに扱われることを良しとしません。
車などがその最たるもので、皆さんも何かあればチョットした事でもすぐディーラーに持ち込む風潮が出来上がっています。確かに命に係わるかもしれないと思えば、おいそれと手を出せないという理由もあるかもしれません。
しかし、アメリカでは大抵どの家庭にもガレージがあり、工具もキッチリ揃っています。
そして、週末には車いじりを楽しんでいます。
なぜそんなことが出来るのでしょうか?
それは、車の車種、年式毎の詳しいメンテナンスマニュアルが図式入りで、ショップはもちろんコンビニでも売っているからです。確か12ドルくらいだったと思います。(10年以上の記憶ですが)
また、パーツも充実しているので弄りたくなるのでしょう。
それと、国土の広さとメカニックの数も関係しているのかもしれません。
都会ならいざ知らず、隣の家まで何キロ先とかいう田舎では、やはり自分で出来る事は自分でやらなければならないという環境があるので、各メーカーも詳しい情報を出さざるを得ないのかもしれません。多分、そこまで出さないとアメリカでは販売許可が出ないのではないでしょうか?
 
まぁ、そんな類のお陰で自分で直したいと思った時に必要な情報が手に入るのは有難い事です。