双眼鏡 購入 - Kenko Artos 12×50 W

双眼鏡を購入しました。
「Kenko Artos 12×50 W 」という商品です。
目的は、天体観察(月および星雲・星座)と鳥見です。
購入に当たり、かなり悩みました。
どのHPを見ても、「星の観察には、先ず7×50つまり対物レンズ50㎜で倍率が7倍のものを買いなさい
とあります。
 
「でも・・・・。7倍では小さくしか見えない・・・・。もう少し大きく見たい・・・・。」 私の心の声がつぶやいています。
 
今まで10×25の双眼鏡、つまり10倍で月などを見ていたから、それより小さく見える双眼鏡を買う必要性を感じません。さまざまな助言を無視して、今回のこの双眼鏡の購入となりました。
 
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今回の購入内容です。
 
左下が本体の双眼鏡。対物レンズキャップは、直ぐ外れます。
その上がケースです。ケースは残念ながら安っぽいです。フラップはマジックテープ留めで、ケースにストラップはありません。
右上に、本体用のストラップ。これも本当にシンプル(?)です。
それと、取扱説明書とレンズ用クロスです。
右下のビノホルダーは、Kenkoのものを別途購入しました。他のメーカーのビノホルダーは知らないですが、金属製の艶消し塗装。つまみはゴム製でしっかりしています。
 
イメージ 2
比較写真です。
 
左が今回のもの。
右が25年位前に買ってずっと使っていた Nikon 10×25 です。昼間鳥を見る分には特に不便を感じません。ダハタイプなので、小さく首に掛けたまま服の胸ポケットに収まります。これまで、特にメンテナンスしなくても、カビも無く重宝しました。しかし、これで星を見ても、自分が見えている以上の星は見えません。
 
 
イメージ 3ビノホルダーを取り付けてみました。
 
全体がゴム状のもので覆われているので、ずっしりした感じで手に馴染みますが、私の小さ目の手では、ちょっと大きく感じます。やはり、これまで小さいダハの双眼鏡を使っていたのでそう感じるのでしょう。
中央のピントリングもゴムで覆われているので、滑りにくいですが、動きが硬いので人差し指一本ではちょっと力が要ります。
逆に見口はプラスチックなので、軽く回せます。余りに軽いのでロックさせても目を見口に押し付けると戻っていきます。これは将来的にはダメになっていくでしょう。そうなった時に対処します。
肝心の見え方ですが、昨日は曇りがちの空で時々月が覗く空模様でしたが、やはり「大きく見えると面白い
クレーターも見えます。確かに月のフチが青味がかっています。しかし、木星の衛星らしきものも見えます。薄曇りで、裸眼では月の他に木星とリゲルしか見えない状況でも、三、四等星位まで見えます。満天の空で見てみたいものです。
 
この製品の評価を調べても何一つ出て来ません。
7×50タイプならいくつか出て来ます。
12×50タイプは、Kenko製のNew Mirageでは費用対効果が高いものとして評価されているようです。
New MirageとArtosとでは、見え方に大差無いのではと思います。しかし、私はArtosが防水機能を持っているところが気に入っています。この防水機能がどの程度かは知りませんが、雨の中では星も見えないし、鳥を見に行く気にもならないので、それ程高い基準の防水性を求めません。ただ、夜露で機材がジットリ濡れてしまって、それが元でレンズ内部にカビが生えてしまうのは困るので、その程度の防水であれば良いのです。
一万円以内の双眼鏡は買うな」とあちらこちらで書かれているけど、私には丁度良い製品だと思います。