FZ200 連続動画撮影

Lumix DMC-FZ200は、通常の写真もさることながら動画撮影にも素晴らしい機種だと思います。
特にハイスピード撮影が出来るので、動きの速い対象物を撮るときに威力を発揮します。
但し、幾らか制限があります。
 ・120fpsの場合、画質HD(1280×720)で約7分29秒
 ・240fpsの場合、画質VGA(640×480)で約3分44秒
何れもMP4のフォーマットです。
 
通常の撮影30fpsで撮影するとMP4では、約29分59秒間撮影可能です。
これは、MP4フォーマットでの撮影が最大で約4GBという制限があるからのようです。
AVCHDフォーマットではこの制限がなさそうなので、目一杯のメディアの容量が使えるようです。
従って、私が持っている64GBのSDXCカードでは画質SHで約8時間22分(取説には約8時間26分とあります)撮影出来ます。まぁ、そこまでバッテリーが持つかどうかわかりませんが。
 
私は、リモートスイッチを持っています。
パナソニックの方には申し訳ないのですが、たかが一寸離れてシャッターを押すだけのものに○千円も出したくありません。第一、どの程度の頻度で使うかも怪しいからです。そこで、ネットで中国製の安いリモートスィッチ(TC-2008)を入手しました。実際に手に取ると、意外に良さそうです。コードは軟らかめだし、スイッチは固めです。ちゃんと半押しも効いてフォーカスできます。デジタル表示で分かりやすい。マニュアルは、中国語と英語でしか書いてありませんが、扱っていると、直ぐ分ります。イザとなればネットで検索すれば、簡単な説明もありそれで十分です。
そこで、『連続動画撮影』の話です。
このスイッチの設定ですが、スピード撮影120fpsの場合、[DELAY=3 LONG=0 INTVL=00:07:34 N=- ♪=×]
とすると、連続して撮影してくれます。
 DELAYはSTARTスイッチを押してから何秒後にシャッターが切れるかということなので、フォーカス時間も含めてこれ位で良いと思います。
 LONGは露光時間です。これは、カメラのシャッタースピードに左右されるので、’0’でも構いません。
 INTVLは撮影時間の間隔です。120fpsでは、7分29秒だから7分30秒でも良いかと思うけど、実際にはそうはいきません、7分33秒でもダメです。7分34秒以上が必要のようです。
 Nは撮影回数。回数指定なしで、バッテリーがきれるまでとか容量が一杯になるまで。
 ♪は音。×にして少しでもバッテリーの消費を抑えましょう。
 
スピード撮影240fpsの場合、[DELAY=3 LONG=0 INTVL=00:03:50 N=- ♪=×]
240fpsでは、約3分44秒撮影できますが、INTVLには3分50秒以上としないと連続動画撮影できません。
 
『連続動画撮影』としましたが、本当のところ撮影可能時間とINTVLの時間に5~6秒間の差があるので、この間は撮影できません。従って、正確には『ほぼ連続動画撮影』としなければならないところでしょうが、そこはご勘弁願います。
 
単純に計算して、64GBのSDカードではハイスピード撮影240fpsが約1時間撮影出来る事になります
以前にカワセミが巣から飛び出すのを動画で撮ってみましたが、とても速すぎて、その一コマ一コマには大きくブレているカワセミの残像だけが残っていました。
これだけの撮影可能時間を確保できれば、いつ巣から出てくるとも分からないカワセミ待ち伏せして、もう少しくっきりした姿で捕えることができるかもしれません。
 
最後に・・・
 今回私が使用した、SDカードは「HanyeTech SDXC 64GB Class10 UHS-I対応」というものですが、使っているメディアによっては上で設定した時間(INTVL)が短くても良いのかもしれませんし、逆に長くなければいけない場合もあるかもしれませんので、本番の撮影前にお試しください