水彩画動画

前回水彩画を描くに当たりTVに影響されて事を書きました。

実は、もう一つ影響を受けた事があります。
それは、水彩画家 柴崎春道先生の動画です。
先生の動画は、実に軽快に筆を運び、見せたいポイントを明確に押さえて描いています。
筆に迷いがありません。見ていて実に楽しいです。
何か手品を見るような心境を覚えさせてくれます。
だから飽きること無く、何度でも観れます。
You Tubeを観ると、いろんな方が独自の水彩画を上げられているので、それぞれ勉強になりますが、私には柴崎先生の描き方が最も好ましく、「描いてみたい」気にさせてもらえます。

先生の動画に添削コーナーがあります。
視聴者の方から送られてきた作品を、先生がアドバイスするコーナーです。
送られた方々の作品も素晴らしいのですが、その作品を元に先生が描くとさらにドラマチックになります。しかも、短時間のうちに! やはり、そこは達人というか名人というか・・・何かが違うんですよね。
それが何なのかよく解りませんが。

3月から描き始めて、既に15点程描いています。
主に田舎の景色、雑誌に載っている海外の美しい景色、それと鳥です。
それで、初めて描いた田舎の風景画を先生の動画コーナーに送ったところ、何と何と!見事採用されました!
予告で知った時、思わず「おーっ」と叫びました。
水彩画を始めたことを知っている妹には、真っ先にメールで知らせました。
そして今日、You Tubeに上げられているのを発見しました。

これがその動画です。興味のある方は是非観てください。


パレット

先月から、『水彩画』を始めました。

TVの『プレバト』という番組を見て、触発されました。

昨年暮れ辺りから、コツコツとヤフオクで中古の物件を探して道具を集めていました。

1,2月は確定申告の時期もあり、我慢していましたが、申告が済んだので着手しました。

取り敢えず、集めた道具です。

イメージ 1

これ全部で、費用は約1万円程掛かりました。
中古の物件で良いのは、前のオーナーさんが使っていた色んな小物までついてくるところです。
私の場合、鉛筆数本、練り消し2個、チャコペーパー、水差し、筆十数本など。
もう、「今すぐ描けますよ」的な状況です。
初めから全てを新品で自分で探すのも楽しいでしょうが、右も左もわからない初心者には程度の良い中古物件はありがたい存在です。暫くやってみて、足りないものがあれば買い足していこうと思います。

外でのスケッチは、昼間時間が取れない私には『道具箱』は必要ありませんが、あると何となく良いかなという程度です。

『筆』は、前のオーナーさんが集めていたものが全てです。
この中には、コリンスキーやセーブルの未使用の筆もありますが、初心者の私には勿体無さ過ぎてお飾り状態です。最も使用しているのは、青いサクラのネオセブロン2号とホルベインのmini リセーブル8号(31R)です。
『パレット』も新品のように見えますが、実は中古でホルベインのNO.500です。とても立派です。でも、24仕切なので、24色セットの絵具を買うと他に自分の好きな(使ってみたい)絵具が入れられないのが残念です。

水彩画をネットで調べて、初めて分かったのは、絵具は必ずしも使用後は洗わないという事。
小学生の時に、「使用したら綺麗に洗って下さい」と習った私には、「エーッ」と思わず口に出てしまった程のショックでした。

『絵具』はホルベインです。
これも前のオーナーさんが集めたもので、ホルベインの24色が基本にはなっていますが、10色程はその方の好みで変わっています。ライラックとかサップグリーンとかホリゾンブルーとか・・・。

『水彩紙』は、緑色のvifartだけは新品で買いました。練習用としてB5サイズです。
何せこれが一番安かったからです。
水彩画はどうやら水を紙にたっぷり含ませながら描くということなので、普通の画用紙ではボロボロになってしまうので、これは仕方がありませんね。

『筆』、『パレット』、『絵具』、『画用紙』これだけ揃えば取り敢えず大丈夫ですね。


さて、先程も述べた絵具をパレットに放置しておく件です。

絵具を仕切の中に出して乾燥させておき、必要な時に水で溶いて使うという方法なので、仕切の中には初めからどの絵具を配置するかを決めておかなければなりません。

基本は色相環に基づいて配置するようです。
メーカーの24色セットを使っているなら、順番通りに並べれば良いのでしょう。
でも、私のは少し違うので、一寸工夫をしなければ収まりがよくありません。
赤系、青系が標準より多いからです。
そこで、上部パレットを暖色系(主に赤系、橙系、黄系、茶系)、下部パレットを寒色系(緑系、青系、紫系)にしました。
さらに、エキストラパレットとして、白と灰色(なぜだか前のオーナーさんが持っていました)用の手作りパレットを2個用意して全26色が収まるようにしました。
パレットがスチール製なので、エキストラパレットの裏側にマグネットシートを張って、パレットにくっ付く様にしました。取り外しが容易なので、使い勝手が良くなりました。

イメージ 2

初心者にとって、パレットへの色の配置は非常に悩むところです。
私も色々悩みました。
配置を変えるかもしれない可能性がある場合は、絵具を少しだけ出して暫く使ってみましょう。
配置を変える場合、少量ならナイフですくっての移動も簡単です。
「これで決定!」
となるまで、いろいろ試してみてください。
落ち着いたらドバっとパレットに出しましょう。


『スーパームーン』

今年は年明け早々『スーパームーン』が拝めました。

天候にも恵まれ、1月2日の夕方5時44分の月の出には、オレンジ色の見事なそれが山から顔を出しました。
淡い光が市街地にやさしく降り注いでいるのが、よくわかります。
これまでなかなか時間や天候が折り合わず、撮影できませんでしたが、漸く撮影のチャンスが巡ってきました。

今年は幸先が良いなぁ。

イメージ 1

ジャンプスターター(モバイルバッテリー)の利用~カメラ用外部バッテリー

今回の『ふたご座流星群』の撮影は、結構満足いく結果になりました。

その際に活躍したDC-DCコンバーターについて書いておきます。
私が持っているジャンプスターター(モバイルバッテリー)は、BESTEK Multi-Funcrion Jump Starter というものですが、これを使ってカメラの外部バッテリーに対応出来るようにしました。

このバッテリーは、出力端子がUSBとDC(外径5.5mm×内径2.1mm)がそれぞれ1個ずつ付いているだけです。
USB端子が2個あるなら、USB(5v)からDC(9v)に昇圧してくれる製品が既にあるので、それを買うだけで済みます。
私の場合、USBは『夜露対策ヒーター』(2017.9.26記述)で使用するので、DC端子を利用するしかありません。

このバッテリーのDC出力は(19/16/12v)と設定できます。
そこで、12vを9vに降圧して利用することにしました。

必要な部品は、全てネットで購入しています。
以下にその部品を挙げておきます。

(部品)

 ・DCコネクター オス (5.5×2.1) 2個  154円×2 エルパHK-DCP01H DCプラグ
 ・DC-DCコンバーター (12v-9v) 1個  360円 IPOTCH DC-DC ステップダウン 電源モジュール  12V (11-16V) to 9V                                                                                                                        
 ・延長コード(1m) 1本 (必要な長さに応じて) 302円 1m 延長コード DCコネクタ
 ・変換コネクター 1個 (カメラのDCカプラーに応じて) 148円 SODIAL(R) 4.0x1.7 mmオス-5.5x2.1mmメス

以上で 1,118円の出費になりました。(値段は、参考程度に考えて下さい)

イメージ 1
写真上部に「スイッチ付きのコネクター」が写っていますが、別件でコネクターのメスとスイッチを使用するので、切ってオスの方だけを今回利用します。


(作り方)

作り方と云っても、要はDC-DCコンバーターの両端にDCコネクター(オス)を半田付けするだけです。
注意する点は、① +、-を間違えない事
          ② しっかり絶縁する事
          ③ しっかり半田付けする事
(至極当たり前の事ばかりでスミマセン)

イメージ 2
右端のコネクターを外部バッテリーに接続します。
左に写っているのは、Panasonic用のDCカプラー(社外品)です。



(総評)

DCカプラーからは約9.3v程度が出力されます。
元々DCカプラーには、家庭用電源から8.4vが出力される電源アダプターがついていました。
従って0.9v程出力が高くなってしまいますが、無事に利用出来ています。
その辺の仕様は、外部の者にはよく分かりませんが、自己のリスクでもって無事目的を達する事が出来ました。
さて、実際流星群を撮影するに当り、夜通しシャッターを500枚程(約7時間)連続運用しました。外は氷点下4℃にもなる寒さでしたが、撮影を中断することもなく無事に終わりました。
DC-DCコンバーターは中国製のしかも非常に安い商品なので、その耐久性は全くナゾでしたが、今回は大丈夫でした。将来的にわたり無事に使えるかどうかは判りませんので、使用前には必ず出力のチェックをして運用したいと思います。
それから、このBESTEKのバッテリーですが、夏場は夜露ヒーターが要らないかもしれませんが、同時に運用しないとカメラへの電源だけでは直ぐにバッテリーを供給しなくなります。メーカーからの説明では、「抵抗が小さい場合、保護回路が働き、バッテリーの供給を停止する」ようです。この対策としては、やはりUSBでの同時運用しかなさそうです。

以上、長時間の動画撮影やインターバル撮影で、途中でバッテリーを交換したくない場合の有効な手立てとして一考してみて下さい。但し、運用は自己責任でお願いします。

イメージ 3




 

『ふたご座流星群』

昨夜は、この冬一番の冷え込みで氷点下4℃でしたが、微風、月齢24.6、雲一つ無く、とても良い条件で撮影出来ました。

やはり、「ふたご座流星群」は、他の流星群より見える数が違いますね。寒空で真上を見上げていても、待つ甲斐があります。それでも写真に写るのは運次第です。1000~2000枚撮影しても1,2枚がやっとなのに、今回は9枚程写っていました。

何人かで撮影に良ければ、寒さも気にならず楽しいのでしょうが、一人だと何か修行僧の心境です。
山の中で一人なのは、他の撮影者に邪魔される事が無いので、一長一短ですね。

写真は4枚の合成です。

イメージ 1

カセットコンロ用防風対策

タイトルには『カセットコンロ用防風対策』としていますが、外で使ったことが無いので、実のところ燃焼効率対策です。

普段からカセットコンロを使って、自分用の簡単な料理(?)をしています。
そこでいつも思うのですが、「なんか熱を無駄に放出しているなぁ……」と。
そこで、いくらかでも燃焼効率を上げたいなぁという事で作ってみました。

用意するもの
    ・アルミ皿(コンロの形状に合わせて)
    ・カッター
    ・ハサミ


イメージ 1まず、アルミ皿を用意します。

私の場合、焼き肉の取り皿用で直径約13.5㎝、深さ4㎝を利用しました。
アルミ皿のアルミは普段使っている安いアルミ箔と違って、厚みもあり結構丈夫です。




イメージ 2底をカッターで切り取ります。

アルミなので、カッターで簡単に切れます。
ただ、切り口が鋭いのでケガをしないようにして下さい。






イメージ 3皿に切り込みをいれます。

1~2㎝の幅で、2㎝程の深さの切り込みをいれます。
コンロの受け皿から五徳の上部までの約半分になるようにする為です。以前、五徳の高さで作ったときに、熱でアルミの上部が真っ赤になってしまいました。少しは熱を逃がしてやった方が、安全な気がするので、半分の高さにしてみました。



イメージ 4切り込みを曲げて、アルミが二重になるようにします。

これは、単に高さの調整と丈夫さを出すためです。







イメージ 5カセットコンロに取り付けます。

五徳の内側に良い感じで納まりました。
これで、小さい炎でもすぐにお湯が沸かせると思います。
それに、熱がカセットボンベの方に回らないのでより安全になったのでは?

本来なら、メーカーの方でこういった製品を用意して欲しい所ですが、カセットコンロを作っているメーカーは、ほとんどがカセットボンベを作っているところなので、燃焼効率が良くなると使用するガスが何十パーセントか少なくて済むようになり、それではボンベの売上が減るからなのでしょうか?

SOTOというメーカーでは、ウィンドスクリーンという名称でこのような製品を出しているようです。
しかし、千円位するようなので、前回使ったアルミ皿を洗って底を切り取ればそれなりのものが出来ますよ。




夜露対策 - レンズヒーターの作成 -

今回作成した夜露対策の為のレンズヒーターについて、備忘録として記録しておきます。
参考にしてみて下さい。

以前、夜露対策の記事として2013年に書き記しました。

レンズ径が小さいものであれば、あれで事足しましたが、径が大きくなると長さ20cmのそれでは長さが足りません。
そこで、この際新規に作成したいと思います。
というのも、この度、『ジャンプスターター』なるものを購入したからです。
5千円位したのに、あるかないか分からないバッテリー上がりの為だけに置いておくのは勿体ないし、何かに利用出来ないかと思ったからです。

必要なヒーターの長さは、最大径であるNikon 200-500mm F5.6で、約33cm
使う線材は、ニクロムが良いのでしょうが、手元にあったステンレス線 φ0.28mm。
「えっ、ステンレスで大丈夫なの?」と思う方もいるかもしれませんが、十分代用できます。というか、むしろこちらの方が都合が良い。というのも、抵抗値がニクロム線より少し低い為に、必要な抵抗の値を稼ぐには長さが必要。大きなレンズ径ではこれが有効になります。
USBの電圧は5V
色々調べた結果、抵抗値は位が適当。
φ28のステンレス線の抵抗値を実測すると、12.4Ω/m。 64㎝で8Ωでした。
なんと、ピッタリな長さでしょう!
64㎝を折り返して使えば、32㎝。実に良い感じです。

では、制作に取り組みます。

【材料】
イメージ 1

USBケーブル1m (百均)←今回唯一買ったもの
ステンレス線 φ0.28mm(百均) 67㎝
強力両面テープ 幅15mm 33㎝×2本
熱収縮チューブ φ2mm 3㎝×2本
ウェットスーツの切れ端 2㎝×36㎝
マジックテープ(ベルクロ) 柔らかい方 1㎝×10㎝
                 固い方 1.5㎝×2㎝
アルミ箔 15mm×33㎝(2枚に継いで)

・USBケーブルはプリンターのものが家にあったが、少し線が太いのと、使わない線が出てしまうのが何となくもったいない気がしたので、電源用のUSBケーブルを購入しました。
・強力両面テープは、特に耐熱用ではありませんが、高々5,60℃位しかならないだろうから大丈夫だろうと思います。
・熱収縮チューブでステンレス線全部を覆う積りでしたが、熱伝導を上げるために、両面テープでサンドイッチしただけに留め、熱収縮チューブは、USBケーブルとの接続部分にのみ最小に留めました。
・アルミテープって意外に高いですね。私にとって、あまり他に用途も少ないので、アルミ箔を両面テープの片面に貼って代用します。
・レンズヒーターを自作する人のほとんどが、釣り用のロッドベルトを使用しています。勿論、それでも良いですが、私には友人から貰った使い古しのウェットスーツがあります。それでサポーターなどを作ったりしました。友人に、釣りやダイビングする人がいるなら、その方から貰っておくと良いですよ。多分数年で買い替えていると思われるので。


【道具】
イメージ 2
見ての通りです。
特にコメントは要らないかと。
敢えて言うなら、ウェットスーツは切りにくいので、しっかり定規で押さえて、カッターで軽く何べんも切って下さい。
半田ごては、USBケーブルとステンレス線を撚った後にでーブルに半田を流し込む様にしましたが、上手く結えたら要らないかも。ステンレス線をには、熱収縮チューブを通しておいて下さい。



【完成】
イメージ 3イメージ 4









               外側                                 内側

【使用例】
イメージ 5電源に、
BESTEK Mutti-Function Jump Starter (13600mA)
を使用した例です。
膝に巻いて暖かさを確認してみました。
直ぐに、程よい暖かさが伝わります。真冬の厳冬期でどうなるかは分かりませんが、大丈夫そう。
10Ωで試した時、つまり500mAでは、あまり暖かさを感じませんでしたので、8Ω位(625mA)が正解でしょう。


バッテリー容量が13600mAhもあるので、仮に625mAを数時間使用したとして、万一、冬場に車のバッテリーが上がったとしても余裕で大丈夫かと。
ただ、これだけの大容量なのに、USBのoutoputが一口というのが残念です。
USBハブを介して、二、三個繋いで、ファインダーやカメラ本体にもヒーターを巻き付けてみようかなとも思いました。